ラフティングの初心者入門編

【スリルと爽快感を楽しめる川のアウトドアレジャー】

白波立つ急流下りでスリルと爽快感を味わい、渓谷の景色を川からのんびり眺めながら癒される……。川遊びの代名詞とも呼ばれるラフティングは、ラフトボートを使って川を漕ぎ下るアウトドアレジャーとして年齢・性別問わず人気があります。漕艇やレスキューの技術を身に付けたガイドが乗り合わせるツアーなので、初心者も安心して楽しめます。

そこで、「ラフティングって何？」という基本的な疑問から、ラフティングの楽しみ方、国内の有名スポットまでをご紹介します。

【ラフティングって何？】

ラフティングとは、ラフトと呼ばれる小型のボート（5〜8名程が定員）を使用し、川下りをするアウトドアレジャーです。ヘルメット、ライフジャケット、ドライスーツ、リバーシューズなどを着用し、ラフティング用のパドルを参加者一人ひとりが漕ぎながら行います。ボートにはガイドが乗り合わせるため、ツアー参加者はガイドの指示を聞きながらパドルを動かし、激流ポイントや流れの緩やかなポイントを乗り越えていきます。一般的に、ラフティングは急流を下ってスリルを楽しむホワイトウォーターラフティングのことを指しますが、川の特徴により様々な遊び方があるのが特徴です。

【ラフティングの楽しみ方】

ラフティングは、各場所、季節ごとの特徴があり、男女問わずお子様からご年配の方々にも幅広い層が楽しめるレジャーです。最近ではペットと一緒にラフティングが出来るサービスもあります。

急流コース

天然ジェットコースターのような激流を乗り越えていくのは、ラフティングの醍醐味。水しぶきを浴びながら迫り来るポイントを、参加者みんなで力を合わせて乗り越えましょう！

ゆったりコース

ラフティングは常にパドルを漕ぎ続けるわけではなく、ゆったりとした川の流れのポイントでは、自然を眺めながら癒されるのも楽しい瞬間です。

川遊び

トロ場（流れの緩い場所）では、他のボートと水をかけあったり、岩場から飛び込んだり、ボートからおりて流れ下ったり（ライフジャケットを着ているので、自然に体が浮き上がります）色々な川遊びが楽しめます。

ミニラフティング

国内ではまだまだ珍しいミニラフティング。2～3名で乗るミニサイズのラフトボートで、よりスリリングでアクティブなラフティングが楽しめます！

【ラフティングができるポイント】

北海道・東北のラフティングポイント

ワイルドな自然が残る北海道・東北エリアでは、旭川(北海道)の忠別川や、大雪連峰から流れる富良野(北海道)の空知川、日高(北海道)を流れる鵡川（むかわ）・沙流川（さるがわ）、ニセコ(北海道)を流れる尻別川、十勝(北海道)の十勝川などで楽しめます。

関東のラフティングポイント

都心からのアクセス抜群！水上・利根川(群馬県)、赤城(群馬県)の吾妻川、鬼怒川(栃木県)、長瀞(埼玉県)の荒川、多摩川の上流部分、奥多摩(東京都)などで楽しめます。

甲信越のラフティングポイント

アルプスからの雪解け水などでワイルドに楽しめる、犀川(長野県)、天竜川(長野県)、富士川(山梨県)が有名スポットです。

北陸のラフティングポイント

春先から初夏にかけて、ダムの放流によって急流になる黒部川(富山県)にて体験できます。

東海のラフティングポイント

日本三大急流の1つ、富士川(静岡県)をはじめ、木曽川(愛知県)、長良川(岐阜県)などで楽しめます。

関西・近畿のラフティングポイント

古都を流れる、保津川(京都府)、吉野川(奈良県)がラフティングの舞台。

四国のラフティングポイント

自然美溢れる渓谷が広がる吉野川(徳島県・高知県)にて体験できます。

九州・沖縄のラフティングポイント

日本三大急流にも数えられる球磨川(熊本県)にて楽しめます。

【ラフティングの歴史】

ラフティングのルーツは、19世紀から20世紀前半、アメリカで木製のボートによる川下り（川探検）と言われています。その後、第二次世界大戦が終わると、現在のようなゴムボートを使用したラフティングが確立し、各国で普及が進みました。日本国内では、1980年代から小規模に行われはじめ、四国の吉野川でツアーがスタートしたことを皮切りに、東日本では群馬県の利根川でツアーが催行されました。1990年代後半にラフティングブームが起こり、現在では日本全国で楽しめるレジャーへと成長しています。

ラフティングの魅力を存分に味わおう！

いかがでしたか。ラフティングで川を満喫してみたいと思った方は、ぜひ実際に体験してみてください。


アメリカ、オーストラリア、カナダ、ニュージーランドなど、世界的に人気のあるアウトドアレジャーで、日本国内でも、現在国内50以上の河川に100社以上のラフティング会社があります。《そとあそび》では、安全に楽しめるツアーをご紹介していますのです、お気に入りのフィールドを見つけて、川を遊び尽くす魅力を存分に味わってみてはいかがでしょうか。